学術集会「EUROGIN　2024」にて卓越大学院生　友居葉奈さんがYoung Scientists Awardを受賞

2024年3月13日〜16日にスウェーデン・ストックホルムで開催された学術集会「EUROGIN 2024」において、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院（LSHTM）と長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科のジョイントPhDディグリー（博士後期課程）に所属する卓越大学院生の友居 葉奈さんが、Young Scientists Awardを受賞しました。
「EUROGIN」は1993年に設立された、ヒトパピローマウイルス（HPV）感染とHPV関連癌に関する世界最大級の学会です。年に１回開催される学術集会では、欧米を中心に、世界中から研究者、医療者、企業、政策決定者、市民団体らが集まります。
Young Scientists Awardは2023年の学術集会から新設された賞で、今回、第2回目のコンテストが開催されました。学会に提出された抄録の中から友居さんを含む5名のファイナリストが学会の委員会によって選ばれ、学術集会当日、5名がそれぞれ研究内容について発表を行いました。友居さん以外の他の4名のファイナリストは、イギリス、アメリカ、カナダからの若手研究者でした。
友居さんの発表テーマは、博士後期課程の研究で取り組む「日本の思春期女子におけるHPVワクチン接種の意思決定」について。その結果、学会の審査員によって、友居さんがYoung Scientists Award Winner（若手研究者最優秀賞）に選ばれ、学会より賞金も贈られます。
第2回のYoung Scientists Awardに輝いた友居さんは、「今回の受賞は、辛抱強くご指導・ご支援くださっている指導教員の増田研先生、Heidi Larson先生、Sharon Hanley先生のおかげです。また、私の博士課程研究に関わってくださっている全ての方々に心より御礼申し上げます。」と受賞の喜びを語りました。

友居さんと指導教員のSharon Hanley先生

EUROGIN 2024で発表中の友居さん