NU-LSHTM Joint PhD Programme
鹿角 契
GHIT Fund投資戦略 兼 ガバメント・リレーションズ シニアディレクター
国立国際医療研究センターにて医師として勤務したのち、フルブライト奨学生として米国ジョンズホプキンス大学院で公衆衛生修士号(MPH)を取得。その後、米国East West Center、世界銀行勤務(ヘルススペシャリスト)を経て、2013年より現職。東京大学医学部医学科卒業。日本・米国 (ECFMG)の医師資格を有する。東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻生物医化学教室非常勤講師。日米リーダーシッププログラム・フェロー。
現在グローバルヘルス領域において多くの保健プログラムが実施されているものの、今もなお低所得国を中心に感染症による健康問題は解決されていません。特に、感染症を予防、診断、そして治療するために必要な医薬品、ワクチン、診断薬の開発は不十分だと考えられています。私は長崎大学・LSHTMジョイントPhDプログラムで、感染症に対する創薬開発、イノベーションを如何に促進、加速できるかということを研究する予定です。研究を通してグローバルヘルス製品開発分野における障壁を同定し、低所得国で蔓延する感染症の撲滅に向け、実行可能な戦略を検討したいと考えています。卓越大学院プログラムの一環として自身の研究を進められることに感謝すると共に、同プログラムにより多岐にわたる分野での研究が進むことで、社会における諸問題が解決されることを心から望んでおります。